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2011年10月4日火曜日

文科省、許すまじ。「今頃 ストロンチウムだと! 」

リテラシー強化班の塩爺隊員より、また、重要かつ有用なメールが回覧されているので、ここに公開いたします。
まだまだ、政府は私たちをコケにし、ごまかし続けるつもりのようです。
と、いうより、ほかにやり口が見つからない、ということのなのでしょうか。
しっかと見、しっかと考え、自分たちで行動を決めていく。
どんなことがあっても、その原則はおろそかにできぬということを、また思い知らされたのであります。

政府よ やってみな。俺たちはごまかされないぜ、俺たちはあきらめないぜ。
人々の命を守るほうの立場に立った、無名でもホンマもんの知性と力がどんなもんか、目にもの見せてくれる!




本日(9月29日)、文科省の航空機モニタリング。埼玉・千葉の結果が出ました。 
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/09/1910_092917_1.pdf 


埼玉県全て汚染されています!千葉県も! 
特に、三郷、千葉東葛地区。 
子どもの内部被ばく問題は深刻です。 
今回の情報はセシウムだけです。 
より怖い、他の核種(プルトニウム、ストロンチウム、トリチウム、テルル等)が 
混じっているのはほぼ確実と思われます。 
これらは、通常の線量測定では検出できません。 
あまり有名でないトリチウムに関して、、、。(水道水に混じっている可能性あり) 
検出はかなり難しい核種です。 


純水だろうが何だろうが、普通の水素の中にトリチウムが混ざってしまうと、選択的に除去することはできません。 
例えば、トリチウム入りの水を沸騰させて、水蒸気から純水を作ったとしても、もとの水と同じ割合でトリチウムが含まれます。 
放射能を発生する水素(三重水素)ですから。。。 
水素の同位体を並べると、 


普通の水素=陽子:1 
重水素=陽子:1 中性子:1 
トリチウム=陽子:1 中性子:2 
です。 


トリチウムは、半減期=12.3年の放射性元素なので、天然にはほとんど存在しません(宇宙線と窒素・酸素が反応して、ごく微量、自然下で生成)。 
原子炉内では、リチウムと中性子の反応によって生成されます(原子炉内では、酸化リチウムがセラミック材料の一つとして使用されている)。従って、福島第1のような沸騰水型原子炉の一次冷却水には、それなりにトリチウムが含まれています。 
1~3号炉では、使用中の冷却水が、ほとんど蒸発しましたので、トリチウムは大気を経て、海を含む環境中にばらまかれたということになります。 


海から蒸発して雨水になって陸に戻ってきます。(悪循環です) 
なお、放水で浴びせた水のせいでトリチウムが大量に発生したと煽っているサイトがありますが、これはあり得ません。中性子が出ていない状態では、トリチウムの生成は起きません。 


文科省からとんでもない公表が10月1日にありました! 
内容も完全な安全、安心キャンペーンです。(詐欺的誤魔化しがあります。) 
調査自体は6~7月に行われたようですが、半減期が50日のストロンチウ 
ム89の濃度が2万2000ベクレル/平方メートル。 
水素爆発直後の3月中旬~、最初はどれほどあったのか!?? 
怒り一杯です。 
何故今ごろ発表? 
何故 調査が6月~7月? 


子どもはその間、ずっと被ばくしています。 
今も!これからも! 
子どもの内部被ばくが心配です。 
http://bit.ly/q81jAZ 


友人A氏の怒りのブログです。 
文科省公表内容の問題点を鋭く指摘しています! 
「今頃 ストロンチウムだと! 」
http://nucleus.asablo.jp/blog/2011/10/01/6120341 


           ★さきたま方面隊リテラシー強化班・塩爺


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というわけで、旅団長もこのページを覗いてみたのであります。
著作者のAさんとは、6月の新宿デモはねションベンはね横丁の御目もじ以来、「脱原発」の固い契りを結び(にしておこう)、ご協力を賜らんことを乞い願っております。
で、彼が言うには……
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プルトニウム情報の後ろに隠すように、広範囲での放射性ストロンチウムの検出が発表されていたのです。毎日新聞の見出しを見ても分かるように、マスメディアもプルトニウムに目を奪われて、ストロンチウムへの注目が薄くなっている有り様です。


……今回の報道発表の分のサンプル採取は、6月6日から7月8日の間で行われています。これ自体、遅きに失しているのですが、発表はサンプル採取終了から3ヶ月が経とうとしている昨日。文科省の態度には「人の命に関わる問題なんだ」という意識が、まったく感じられません。


……放射性ストロンチウムは長い期間に渡って、造血細胞にベータ線を浴びせ続けるのです。この時、弱い透過力が禍します。半径1センチの範囲にある造血細胞(骨髄の中にある)を徹底的に痛めつけることになるのです。やがて白血病の発症です。


……文科省の報道発表をよく読むと、放射性ストロンチウムによる被ばくについて、「土壌からの再浮遊に由来する呼吸被ばく」と「土壌からの外部被ばく線量」を勘案しているように書かれています。これは明らかな誤魔化しです。一番重要な部分を間違いなく意図的に隠しているからです。


ストロンチウムの危険性を考える時に、それが一旦、植物に吸収され、一部は家畜を経由して、最終的に人間の体内に入ってくるという流れを考えなかったら、まったく意味がありません。
セシウム137によるお茶の汚染を思い出してみましょう。空間線量が驚くほど高かったわけでもないし、土壌への沈着が問題視されていた場所でもない所で、茶葉が高濃度に汚染されていました。大気中を浮遊する、それこそごく僅かのセシウム137を、茶木が重要な栄養分であるカリウムと勘違いして、積極的に取り込んだ結果です。葉では、空気中の数百倍、いや数千倍の濃度にも濃縮されました。これを生体濃縮と言います。ちょっと難しい言葉ですが、本来は、生きものが生きるために栄養分を体内で濃縮する働き。放射性物質は、生きもの本来の営みを逆手に取るように体内に入り込み、内部被ばくを引き起こすのです。


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少し知っていたつもりのストロンチウムの危険についてあらためて勉強になったとともに、バイアスをかけつつ情報操作をする政府(文科省)のやり口に、また、頭から湯気を噴いたのであります。
いや、文科省許しがたし。
とにかく、このウシトラ旅団のブログの読者は、ぜひ、この全文を読み、将来とも「私設原子力情報室」の読者になっていただきたい。
http://nucleus.asablo.jp/blog/2011/10/01/6120341 


                        ★旅団長



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